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てっしゅう
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第十七話

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「ふ~ん、それだけで別れたのね。あなたが好きだったら、そんな事は乗り越えようと努力できる事よ。すごい先の話だしね。要は結婚するなら向いてないと判断してお付き合いを止めてしまったって言うことよね?」

「典子さん・・・そうかも知れない」

「初めにときめいて好きになれないタイプなんだろうね、美紗子さんは」

「恋愛には常に結婚が付きまとっていて、ラフな考えで交際しようとは思えなかったの。この歳まで1人で居る事もそういう気持ちに踏ん切りがつけられなかったという事よね」

「じゃあね、こう考えたらどう。結婚を考えないで楽しく交際することを始めるの。お互いに干渉するのは恋愛の事だけにして始めるの。どう?」

「結婚を意識しないという事?」

「そうよ、この年齢からだと子育てするわけじゃないし、十分に恋愛を楽しむの。まだまだあなたなら大丈夫よ。女としても未開発の部分があるでしょ?
きっと素晴らしい交際が出来るわよ」

典子は美紗子の割り切り一つで素敵な彼との恋愛が始められると感じた。映子も恵子もその考え方に賛成した。