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アトリエの恋

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「精密板金」
「……村上製作所?ここにあったのか!」
「知ってたの?どうして?」
「少しだけ、お世話になっていたんだ。倒産した会社が発注してた筈だよ」
「そうなの?こちらこそ、お世話になってたのね」
「迷惑かけたね。最後は不渡り手形だったと思うよ」
「内緒にしておきましょ。そうだったの」
「じゃあ、ここで。さようなら」
「ええ。さようなら」
 さやかは泣きながら手を振った。阿坂は後ろ向きに歩きながら手を振った。彼のまぶたからも、熱いものがこぼれ落ちた。








作品名:アトリエの恋 作家名:マナーモード