小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

アトリエの恋

INDEX|41ページ/102ページ|

次のページ前のページ
 

「ねえ。浩樹さんの星座は?」
「てんびん座だからふらふら落ち着かないのかな?」
「わたしはおとめ座よ。ぴったりでしょ」
「さそり座じゃなくて良かったね」
 そうよわたしはおとめ座の女と、さやかは笑顔で歌った。阿坂は身体中がしびれるような反応に燃えた。さやかの歌声は歌手にしたいくらいに魅力的で可愛らしいのだった。
阿坂の胸の奥で抱きしめたいという気持ちが疼くように湧き起こる。せめて手を繋いで歩きたいのだが、彼は我慢しながら歩いて行った。
「わたしは着物が好きなの」
「そう、似合うだろうね。見たいな」
「着物姿を写真に撮って頂けますか?」
「写真は好きだよ。撮るときの気持ちがね」
「じゃあ、お願いします」
「だけど結果はいつも裏切るね。写真は……」
「上手じゃないの?」
「そうだろうね。何事も勉強が必要だね」
「じゃあ、だめ?」
作品名:アトリエの恋 作家名:マナーモード