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でんでろ3
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novelistID. 23343
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いつか龍になる日まで

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「なんだか、1人のときより緊張しないか」
いよいよ、次の番という時になって、龍は尋ねた。
「俺も、同じこと考えてた」
田上がネクタイを気にしていた。
「おい、モニター見て、ネクタイが曲がっていても、絶対に直すなよ」
「なんでだ?」
「モニターの画像は、鏡と反対だから、余計に曲げちまうそうだ」
「へぇ、でも、こんな時にこんな会話ができるなんて、俺たち、案外、落ち着いているのかもな」
それを聞いた龍は、おかしくてたまらなかったが、口には出さなかった。
「ほな、行こか」
「楽しいショーの始まりだ」