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忘れていた風景

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「あんまり寒かったので、おでんの熱い汁を飲めばいいかなと思ったんですが、
普通に飲んだらつまらないと思ったんです」
「どんな飲み方をしたんですか?」そう尋ねたのは神風さんだった。
「ちくわをストロー代わりにしたら、口をやけどしました」
 今度は全員が笑った。
「あんた、それはただのバカだよ」
 神風さんは笑いながら云った。
「タクシーのお客さんにもそう云われました」
「でも、たくちゃんのタクシーは愉しそう」
 ミーちゃんが笑顔で云った。
「本当ね。乗ってみたいわ」
 ユウさんもそう云いながら笑っていた。
 中野は笑いながらサラダを食べ始めた。
「安曇野には何度も行って絵を描いたという話でしたが、何か特別な理由はあるんですか?」
 そう尋ねたのは三振男氏だった。
「その件は話が長くなるので割愛させて頂きます」
「このあとは画廊めぐりをする予定ですが、まだ時間はありますよ」
 と、カリスマ氏。
作品名:忘れていた風景 作家名:マナーモード