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錆色ノスタルジア

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二『二〇一号室の兎と魔女』




 今回は兎と魔女の話だ。魔女、ということは必然的にあれも登場することになる。そうだ、『魔法』である。
 そもそも魔法というのはどういうものなのだろうか。ちちんぷいぷいあぶらかたぶら、まあなんでもいい。とにかく、呪文を唱えて人間にできないようなことをするのだ。
 魔法については、あまり造詣が深くないのであまり詳しくは話せない。というか、俺は今回台詞もほとんどないのだ。
 今回はそんな魔法と魔女と、そして兎の話だ。季節は初夏だ。語り部は、彼女が適任だろう。深海の色の瞳と髪を持つ『魔女』、夢見ヶ崎ネネである。

作品名:錆色ノスタルジア 作家名:最中の中