「セックスアンドザシックスティーズ」 第十四話
恵子の話が終わって4人は映子の運転する車で横浜までドライブに出かけた。カーナビのおかげで迷わずに赤レンガ倉庫に着いた。
買い物をして帰りは新横浜から新幹線に乗ることにした。
今から帰ると恵子は高志にメールした。すぐに返信が来て来週日曜日に大阪に行くから逢おうと言ってくれた。
そんなに早くまた逢えるんだと嬉しくなった。
美紗子はのぞみ号で名古屋まで行きこだま号で浜松に戻ることにした。時間的には余り変わらない。料金は高くつくがみんなと話が出来るからその方法を選んだ。
二人は名古屋駅で降りた。
「美紗子さん、明日は仕事なの?」
「ううん、連休が終わるまで休みなの」
「じゃあ、私に付き合いなさいよ。二人でホテルに泊まろうよ。なんか帰りたくないし・・・」
「いいんですか?ご主人心配されるんじゃないの?」
「そんな事ある訳無いよ。浮気しているやつだよ」
「そうでしたわね・・・じゃあ、付き合います」
「そう来なくちゃ・・・いいところ知っているのよ。温泉施設も併設しているホテルがあるの。安いのよ朝食つきで・・・5千円弱だった気がする」
「本当ですか?温泉に入れて、食事も着いて・・・ですよ?」
「間違いないから、着いてきて。まずは携帯から予約を入れないとね」
典子の記憶は正しかった。
東海道線で少し東京に戻った駅の傍にそのホテルはあった。
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第十四話 作家名:てっしゅう