「セックスアンドザシックスティーズ」 第十四話
「美紗子さん、ありがとう・・・私は信じているの。逢ってすぐだったけど絶対にいい加減な気持ちじゃなかったんだって」
「惚れたのね・・・続くといいね」
「ええ、映子さんに教えていただかなくちゃ、秘訣を」
「秘訣?そんなもの無いわよ。信じること、愛されるように振舞うことぐらいなのよ」
「愛されるように・・・ね。とっても簡単で難しいことなんでしょうね・・・今は遠慮していることでも先になったらそうじゃなくなってくるから、そこからヒビが入ったりするのかもしれないですね」
「うん、人間関係って男と女だけじゃなくすべてがそうなんだって考えるべきよ」
4人はお互いの顔を見合わせて映子が言った言葉に頷いていた。
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第十四話 作家名:てっしゅう