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ありんこ探偵団

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「これは…?何ですか?」と蟻ーダは、べたべたしたものを触った。
「甘いにおい。これってあれ?どこかであれ?」と蟻5は口を尖らせ悩んだ。
蟻1は、均整のとれた体をより姿勢良く正すと、大きな目玉のエアメガネを持ち上げた。
※(はい。エアメガネとは、無いのにあるように振舞う仕草でメガネをかけているようにみせていたんですね)
「これは、そのぉー。長老の部屋の床に零れていたものです。
主にショ糖といわれるブドウ糖と果糖の結合した炭水化物、僅かな鉄と銅を含み、
かつ水分、ナトリウム、カリウム、カルシウムも微量に検出しました」
「?????」とほかの4人は、ぽけっとした顔。
「それって何だよ。わかるように言えよ」と蟻2は声を荒立てた。
「…と…う」蚊が啼いた?いや、蟻4のようです。(マイクのセット中!)
蟻―ダは、みんなを静め、蟻4に促した。
「角砂糖ですね」まともに聞く蟻4の声にみな拍手をした。
蟻4は、また、真っ赤になって俯いた。
作品名:ありんこ探偵団 作家名:甜茶