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ありんこ探偵団

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蟻1と蟻3ペアは、現場検証。
長老の部屋を尋ね、蟻衛門ジィちゃんに話を聞いたり、現場の様子を調べたりと部屋中をあちらこちら。
蟻2と蟻5ペアは、周辺の聞きこみ。
巣穴の警備のおっちゃんや通りすがりの綺麗なお姉さん蟻。
はたまた勇敢に みみずおじさんや蜂の子ハッチ君にまで話を聞いた。
ほとんど、蟻2ばかりがしゃべっていたのを、「蟻ーダに内緒だよ」と
蟻5は、おやつを少し蟻2にあげてお願いしていた。(ね!みんなも内緒にしてね)
蟻ーダと蟻4ペアは、巣穴の外周辺をぶらぶら。
いや、遊んでいるわけではない。
細かいことの得意な蟻4は、物知りでもある。本もたくさん読んでいる。
最近は、近所の家に上がりこんでは光る画面の字を見ているという。
もちろんこっそり…恥ずかしがり屋だから。
蟻ーダと蟻4ペアは、空を眺め、指先をペロリと舐めて風を感じ、地面に触れる。
川を覗き、木に登る。あ、木に登るのは蟻―ダだけでしたが。
「蟻4、何かわかったかい?」
蟻4は、離れた内緒話のようにこしょこしょしゃべった。
「ん?そうか!よしみんなに報告だ。戻ろう」
蟻4は、蟻―ダに小さく頷き、顔を赤くした。
作品名:ありんこ探偵団 作家名:甜茶