小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

扉を開けたメール

INDEX|40ページ/89ページ|

次のページ前のページ
 

「ああ、ムネヤマさんね。ムネヤマケイコさん。あのひとは特別な仕入れのとき以外は殆ど外出しないの。真面目なひとよ」
「どんな字ですか?」
「宗教登山の上と下二文字が姓で尊敬の下と子供の子」
「素晴らしい説明ですね。感動しました。……じゃあ、宗山敬子さんは買い物もコンビニで済ます感じ?」
「そうそう、消防署の向こうのコンビニから、お弁当をよく買ってくるのよ。わたしもよく行くけど、あのコンビニも随分昔から頑張ってるわね。二十年以上よ」
 花山は確信した。今日もともみの食事がそれだったことは間違いないと思った。
「潰れるところが多いのにね。そうなんですか」
「若いひとがアパートを決めるとき、第一条件が近くにコンビニがあるかどうかだって」
「そうですね。ぼくもやっぱりそうです」

                   *

 美容院から出てアイドルグループのメンバーのようなヘアスタイルになった花山は、間島にメールを送った。
作品名:扉を開けたメール 作家名:マナーモード