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てっしゅう
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「セックスアンドザシックスティーズ」 第十三話

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「映子さん誤解無いように言っておきますけど、誰でも良かった訳じゃないですから。優しそうで素敵な男性だと思ったし、バーではその印象がより強く感じられたからお受けしたのよ」

「そうだったの・・・素敵な人に出会えてよかったじゃない。あなたは独身なんだし私よりはもっと自由よ。うまくやりなさいね」

「本当にそう思ってくれている?」

「もちろんよ。典子さんだって口は悪いけどあなたを大切な友達って思うから勧めてくれたんじゃなかったのかしら。ねえ?」

「そうよ、さすが経験豊富な映子さんだわ・・・言うことが違う」

「なにが経験豊富なのよ!一人しか知らないのに」

「一人しかって、何人知りたいと思っているの?」

「揚げ足とって・・・もう。前に話したでしょ、今の人が最後の人なの」

「いいわね。私なんか夫しか知らないんだから・・・美紗子さんなんてもっと可哀そう。まだ誰も知らないんだから」

「えっ?美紗子さんって・・・そうなの?」

そう聞かれて美紗子は一瞬返事に困った。