「セックスアンドザシックスティーズ」 第十三話
「昨日の夜にね偶然エレベーターで逢った男性にお誘いを受けたの。典子さんたちと飲む約束をしていたからお断りしてバーに向ったら、その方もお友達といらしたのよ。途中でお友達が帰られたから私が傍に座ってお話をさせてもらったの」
「へえ~自分からその人の隣に座ったの?」
「ええ、典子さんがチャンスだから行け!って・・・」
「なに?私に責任押し付けているの?それって・・・映子さん聞いてよ。恵子さんッたら私たちと約束していなかったらその人に着いて行くつもりだったのよ」
「そうなの?恵子さん」
「・・・解らないけど、そうだったかも知れないわね」
「そんな素敵な人だったの?」
「うん・・・」
「それでどうしたの?」
「映子さん、恵子さんね荷物持ってその人の部屋に行ったのよ。お泊りしたの!」
「ウソ!初めて会った人なのに?」
「典子さんたら・・・先に話さないでよ。映子さん誤解するから」
「誤解も何も無いよ。する事したんだから、それも自分から進んで・・・そちらの方が驚きなんだから私も美紗子さんも」
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第十三話 作家名:てっしゅう