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一期一会
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「またいつか会いたいね」
「うん」
しのぶもまぶたに涙をたたえている。老婦人もそうだった。早川もまぶたから涙が溢れそうになっている。
「あと少し、運転をよろしくお願いします」
「はい。わかりました」
「さえら、じゃあね」
「バイバイ」さえらは手を振った。
「さようなら。元気でね」
早川も手を肩の高さに挙げた。
作品名:
一期一会
作家名:
マナーモード