小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

一期一会

INDEX|4ページ/92ページ|

次のページ前のページ
 

「じゃあ、明日は無理ですね……墓地を探してるんですね?」
「造成中らしいんです」
「墓地をですか?」
「神社の隣って、云ってました」
早川はおかしいと思った。友人の墓地のことで、早川は悩んだことがない。
「誰がですか?」
「ご遺族のかたです」
「神社の隣の墓地ですか」
女性は上下とも黒い服を着ていた。それは夏物らしく生地が薄手のものだ。胸の谷間が見事だと、早川は余計なことに感心しながら、だから喪服ではないだろうと思った。スカートは、膝丈だった筈だ。
「そうらしいんです。はっきり判らないけど、山奥みたいですね、そこは」
「相当の田舎なんですね。失礼、御愁傷さま。というべきでしたね」
「あ、どうも……でも……」
作品名:一期一会 作家名:マナーモード