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狂言誘拐

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 移動をしないでいても、地震や台風、集中豪雨、竜巻、落雷などによる被害を受けることはあり得ないことではない。どれだけ注意していても、火山の噴火や津波などによる災害に巻き込まれることもあり得る。自然災害以外では、火事や有毒ガス、凶悪な病原体によって命を落とすこともある。通り魔事件や強盗殺人の被害者になってしまうことさえあり得る。
 
               *
 
 「もうお昼でしょ。牛丼屋さんがあるわ。味見をしてみたいの」
 「女性が入ると目立つからなぁ」
  中野は実のところ食傷気味になっていた。
 「とりあえず、駐車場に入れてみて」
 八台分のスペースに七台の車が入っていた。大型のRVタイプが多いのはなぜかと思う。車に投資し過ぎて牛丼で食費を節約し、その分でローンの支払いをしているのかも知れない。
 「あっ!見て、見て、制服の女子社員が三人入ったわ」
 車庫入れ中なので中野は見ることができなかった。大型車ばかりなので入れるのに苦労した。屋内の駐車場には入れてもらえないだろう。車体の幅が大型バス並の車もあった。
 「カウンタックは運転しにくいでしょうね」
 
作品名:狂言誘拐 作家名:マナーモード