小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
野琴 海生奈
野琴 海生奈
novelistID. 233
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

~双晶麗月~ 【その5】完

INDEX|18ページ/24ページ|

次のページ前のページ
 


「あ!そうだ![色々]教えてもらうんだった!」
 雄吾が突然言い出した。
「えぇ。もうかなり[色々]教えたと思いますが?」
 ミシェルは含み笑いをする。
 すると雄吾は急にミシェルの肩を組む。
「違うだろ!他の[色々]のことだよ?」
 そう言った雄吾はミシェルに何かボソボソ話している。

「え?」
 驚いたミシェルの肩を、雄吾は再び掴みまた小声で話す。
 その後も内緒話は続き、二人は時々私の方を見てくすくす笑っている。


「なに〜?キモいんだけどぉ〜」
 私がわざとそう言っても、ずっと小声のまま。

 すると突然雄吾は大声になった。
「アッハッハ!了解!了解!なるほどな〜。ふぅ〜ん」
「咲夜には内緒にして下さいよ!」
「わかってるって!アッハッハッハ!」
「ちょっと〜!内緒ってなんだよ!」
「いいの!いいの!お前は知らなくていいことだから。アッハッハ!」
「雄吾!笑いすぎだって!」
 そう言いながらミシェルも笑ってる。

 まいっか。
 私もなんだか楽しくなってきた。


 そしてしばらく笑った後、雄吾は『またな』と言って帰って行った。
 まるでまた明日も今まで通りに皆で会えるかのように。