いろいろな気持ち~生まれてきてくれて、ありがとう~
我が子だけでなく、よそさまのお子さんもそんな姿を見ると、胸が熱くなります。
さて、当時、小さな一年生だった我が息子も大きなランドセルを揺すりながら
走ってウチを目指しておりました。
と、向こうから巡回途中おまわりさんが自転車でやってきます。
息子は小さな胸をときどきさせました。
おまわりさんは息子に向かってきているのです。
ボク、何か悪いことしたかな。でも、何もしてないよな。
いや、昨日、妹を泣かせちゃったから、それでボクは逮捕されるのかな?
と、あれこれ焦りながら考えたそうです。
おまわりさんと息子の距離はいよいよ近づきました。
やっぱり! ボクは逮捕されるんだ
息子は半べそをかきました。
おまわりさんは、やがて息子の前で止まり、
ボク、頑張ってるなあ。気をつけてお帰り
と笑顔で声をかけ、そのまま走り去っていきました。
我が家はもうそこから目と鼻の先。
息を切らせて走って帰ってきた息子が待っていた私に話してくれた出来事です。
あれから五年、息子は今年、六年生になりました。
おまわりさんに危うく逮捕されると信じていた、あの一年生の頃がもう遠い昔になりました。
最近は小柄ながら背も伸びてきた息子。
他人さまから見たら頼りないかもしませんが、私にとっては頼もしい息子です。
今日、25メートル泳げたと誇らしげに報告してきたときの息子が
ちょっといつより凛々しく見えたのは、やっぱり親バカのせい?
明日の水泳補習が楽しみだとはしゃぐ息子はまだまだあどけなくて、可愛い♪
息子よ、何事もその心意気で進んでね!
☆別れゆく人への手紙~出会いと別れ~ 2012/07/24 ☆
hさま
メッセージ、ありがとうございます。
退会されるのですか、本当に残念です。
私の数少ない大切なお友達が一人、
いなくなるのですね。。。
とても淋しいです。
ここに来て、まだ日も浅い私ですが
hさんは早くにお友達になってくださった
り、拙作にしおりをはさんで下さったりして、
いつも新作をあげると、hさんがしおりを
はさんで下さっているのが嬉しく励みになりました
。
人気作家でいらっしゃるのに、おやめになるとは、
よほどのご事情があるのでしょう。私としては引き
とめたいけれど、色々と悩まれた末のご決断
だと思うので。。。
こちらこそ、本当にありがとうございました。
私もhさんの御作品のファンでした。
また、ピグの部屋にも遊びにいきますね。
どうぞお元気で。
これからのご活躍をお祈り申し上げます。
恵未
昨夜のことです。私の所属する小説サイトのメッセージ受信箱に新着メッセージが
届きました。
フレンド登録させていただいている方で、楽しみに開いてみたら、何と
退会されるとのことでした。
この方はサイトのランキングでも常に上位にいる作家さん。
作品も多くあげているので、まさかの退会という感じでした。
私がこのサイトに来て早い時期にブックマークしたり、作品を読んでくださったり。
貴重な数少なフレンドであり、理解者でもありました。
このサイトはけっこう出入りが多いようです。以前も二分するほどの大勢力?
が対立して、多くの作家が辞めていったことがあるそうです。
まだ私が入会する前の話です。
小説サイトに限らず、このブログでもむろんそうですが、お友達いなくなってしまう
のは本当に残念だし、淋しいものです。
サイトのフレンドというのはたいてい、顔をみたこともなくネット上のおつきあいに
限られていますが、それでも、やりとりを続けていると、何となく親近感が湧いてくるもの
です。なので、今回のことは本当にやりきれない思いでしたが、やはり、その方も
考えなり事情などがあっての熟慮の上での決断だろうので、
哀惜の念で見送らせて頂きました。
どこのサイトでもフレンドの数はそうそう多くはありませんが、
それでも続けていると、何人かはお知り合いができます。
このブログでもお友達登録させて頂いている四人の方は
良い方ばかりです。
ネット上の付き合いではありますが、時々はコメントを頂いたりして
私なりに良いおつきあいを楽しくさせて頂いているとおもっています。
小説サイトのhさん、どうかこれからもお元気て゛、ご健筆をお祈りしております。
私なりにサイトのフレンドの存在について考えた出来事でした。
☆ 小説〝散華〟に励まされて 2012年8月31日
今日は私が何度も励ましてもらってきた小説の話をしてみたいと思います。
それは杉本苑子先生が書かれた〝散華〟、確かサブタイトルに紫式部の生涯と付いていたよ
うに思います。
文字どおり、かの有名な女流作家紫式部の生涯を描いた作品。
以前、何かで読んだことがありますが、式部の書いた源氏物語は日本において初めての
長編小説であり、また、現在に至るまで、これを越えた作品はいまだに出ていないーつまり
最高峰の作品であるということです。
なるほど、源氏物語では主人公の光源氏が亡き生母桐壺更衣にうり二つの藤壺女御と恋に落
ち、しかも藤壺は光源氏の父桐壺帝の后であるにも拘わらず、恋愛関係となってしまいま
す。継母と義理の息子の道ならぬ恋。
これは、源氏物語以降、数々の作家が取り入れてきた要素というか設定ですね。
瀬戸内寂聴先生他、何と多くの有名作家が源氏物語を翻訳したり、アレンジしたりしたこと
でしょう。つまり、それだけの作家に影響を与えてきたということでもあります。
私が高校生の時、大和和紀さんが描いた漫画〝あさきゆめみし〟が大流行しました。
もちろん、源氏物語をコミック化したものです。
流麗かつ繊細な作風で見事に源氏の世界を再現したこの作品は当時、私たちの間で
大人気を博し、クラスの女子の間で回し読みをし、順番を待つほどの人気ぶり。
源氏物語というと、私は、この漫画も忘れられません。
さて、随分と本題から逸れてしまいましたが、小説〝散華〟は式部の生涯を描いた
ものですから、当然、式部の私生活と同時に作家としての姿も描かれます。
後半では、源氏物語の第二部ともいえる宇治十帖を描き始めるくだりも。
このとき、小説の中での式部は随分と迷っています。
というのも、第一部の本編五十四帖が大人気を博したただけに、
続く二部がどうなるかと考えると、なかなか不安で取りかかれなかったのです。
式部ほどの大作家でも、そんなことがあるのだろうかと、その下りを読んだ時、
私は意外な気持ちになりました。
もちろん、創作だといってしまえば、それまでなのですけれど、
あり得ないことではないと思います。
式部といえども、独りの人間、生身の女性。
作品名:いろいろな気持ち~生まれてきてくれて、ありがとう~ 作家名:東 めぐみ