ひと☆こと~ラヴストーリィ
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高校で出会って、クラスも同じ。
話しやすく、明るい性格、クラブ活動のバスケットボールもなかなかうまい。
当然のように私は彼を好きになった。
いつも傍にいた。部活の用品を一緒に買いに行くほど仲が良い。
正直なところ、他の女子からは羨ましがられていることは、なんとなく感じていた。
そうだ。今度彼に私の事聞いてみよう。
「ねえ、私ね……」
「おまえって、ほんと!いい友達だよな」
こんなに間近、目の前50センチでの宣告。
残りの高校生活……私は『LOVE』を封印した一瞬だった。
作品名:ひと☆こと~ラヴストーリィ 作家名:甜茶