株に遊ばれて
? 気に入った銘柄であれば、長期保有すれば良い。
しかし、年一回の配当や優待の場合、その確定月だけを狙って買われることが一般的だ。
例えば、メガチップス(6875)、配当も優待も3月の年1回の確定月、そしてその率は4%近くある。
このように年1回の確定月だけを狙って、毎月とまではいかないが、銘柄を乗り移って行くことも世間ではなされているようだ。
しかし、この場合、配当人気銘柄は確定日を目掛けて値上がりし、その後ドーンと落ちることがある。
素人ではなかなかこの対処は難しい。
したがって、年間通じての安値と思われる時に買っておき、確定日の前に売って値上がり益を得る。
あるいは確定させて、配当/優待を楽しむかになる。
? 優待を得る場合は単元株数だけの保有が効率が良い。
例えば、吉野家(9861)、単元株数は1株。
この1株さえ保有すれば、年間配当率2%で、それ以外に300円のサービス券が年2回・計20枚送られてくる。
こういう形が極一般的だ。
したがって、優待だけについて言えば、株数を多くしたからといって、回収効率が良くなるということにはならない。
? また、気を付けなければならない。
会社業績等により、配当率が下がったり、突然優待が廃止されたりする。
特に見掛け上、配当プラス優待の高率の銘柄がある。
これは業績が悪く、その分母となる株価が下がっているだけの話しなのだ。
? 賢い選択
業績がしっかりしている銘柄で、配当や優待の良い銘柄を選び、売買しているのが、最も安全な株を楽しむ方法なのかも知れない。
なぜなら、他要因でたとえ株価が落ちても、高配当と良い優待がありさえあれば、持ち堪えられるからだ。