株に遊ばれて
(6) 欲しいチャート
株の指標、いわゆるチャートにはいろいろな種類がある。
普段から最もよく目にするのは、単純に株価の動きを時系列に示したもの。
1日内の動きから、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年・・・とある。
また、四季報は約2年レンジだろうか。
いずれにしても、見ておきたい期間でそのチャートは選べる。
便利なものだ。
そして、その中でも最も重宝するのは、3ヶ月/6ヶ月のグラフだろうか。
しかし、これではまだ情報不足なのだ。
なぜならその指標が表しているのは株価の絶対値の動きだけ。
株を愛する者が欲してる情報は絶対値ではなく、時系列の中で、何%の値動きをしているかだ。
己の勝手な解釈で言い切れば、
株は値動きのΔ(デルタ)でハラハラしながら遊ばれるもの。
例えば、6ヶ月の期間ならば、株価何円と言うことではなく、6ヶ月前を100として、そこから何%の値動きがあったか、また何回上下動したかの情報が最も欲しい。
だが、こんなチャートはどこを探してもない。
まったく残念なことだ。
素人の観点から述べれば、優良銘柄を前提にして、上下幅8%の値動きまではよくあるものだ。
そして、上下幅13%ともなると、そう頻繁には起こらないようだ。
8%と13%が一つの壁のような気がしている。
例えば3000円の銘柄、8%の240円くらいの振れ幅はよくあるが、13%の390円の振れ幅はそう発生しない。
8%で楽しむか、欲出して13%まで待って遊ぶか、それは人それぞれの好みとなる。
いずれにしても、6ヶ月間に何%の振れ幅で、何回動いているか。
そんなデルタ・チャートが欲しいものだ。