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俺とみこの日常 10話

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「ん?おはよう」
男性は俺たちに気付いたらしく、挨拶をしてきた。爽やかな挨拶だ。
「おはようございます」「おはようございまーす!」
挨拶を返す。常識として当たり前だね。
「君達は…、お隣さん?」
家の玄関の前にいる俺達を見て、聞いてくる。まあ普通そう思うよね。
「はい、川島蒼大と言います」
「天野みこです」
まあ、お隣さんなんだけどね。…なんだろう、この話し方。
「僕は池谷弘輝(いけたに こうき)って言います」
軽く会釈をする。
「そしてこっちが妻の有紀(ゆき)で、」
こんにちは、と優しい声であいさつしてくれた。
「こっちが息子の圭太(けいた)、そして娘の美菜子(みなこ)」
二人とも、こちらを見てはいるけど挨拶はしてこない。
一応、こっちから挨拶をしてみたものの返ってこない。
全く。最近の子供は。…俺達もか。
「これからよろしく」
「こちらこそ」
「あ、親御さんは?」
「今…」
あれ?あれ何になるんだろう?研究中ですって正直に言った方がいいかな?…いや。
「今、出張でいません」
正直に言う必要はないよね。
「そっか。なら、よろしくお願いしますって伝えておいて」
「はい、わかりました」
作品名:俺とみこの日常 10話 作家名:ざぶ