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俺とみこの日常 10話

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よし、風呂も沸いたし、ご飯も出来た。みこは…、起こした方がいいか。
「みこ、起きろ」
無反応。みこには奥の手は通じない…あ。
この前、まりちゃんが『みこの好きな人は蒼大さんです』とか言ってたっけ…。
まりちゃんには悪いが、あんまり信じてない。みこが俺を好きになるなんて、ねぇ?
でも、ほんとの事だといいな、とは思う。なので、というわけではないが、試してみる。
みこの耳元でぼそっと一言。
「みこ、起きないとズボン脱がすぞ?」
しまった。これじゃただの『変態☆お兄さん』だ。
ちなみにみこが履いてるズボンはGパン(長ズボン)。金銭面的問題もあり、俺のおさがりをはいている。なのでかどうかは分からないが、あんまり似合ってない。
…起きる気配すらない。……やっぱ嘘か…、でも、『みこは俺の事が好き』というのを信じていたい。
なのでもう一度チャレンジ。
「みこ、起きないと上の服脱がすぞ?」
しまった、ズボンの時と変わらない。
ちなみに、上の服=白のパーカー。…パーカー脱がせても意味無いな。
みこはというと、全くもって起きる気配がない。
ほんとに服脱がせようかな…。そういう考えが出てくるが、イカンイカンと理性で抑え込む。
バサッ
みこが寝がえりをうつ。あーあ、布団を。あ、ベルトとるくらいならいいかな…。そうだ、そのくらいなら笑って…。笑っ…。…恐ろしいほど冷ややかな目をした笑い…。ふと、暴走モードが思い起こされる。
やっぱり駄目だ、さすがに腕(犠牲)とベルト(戦利品)では釣り合わない。
諦めるか。そうだ。それが一番いい。
だがしかし。みこはどうするか。
♪~
あ、まりちゃん来た。
作品名:俺とみこの日常 10話 作家名:ざぶ