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理科室の吸血鬼

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後ろの席の少女、あたしに恥をかかせたのは、
狐火 冬瓜(きつねび とうか)
金髪頭だが、先っぽだけ茶色く染めており前髪はほとんど茶色。
印象的なのは それだけではなく、毎日マフラーを首に巻いている。

二年になって初めて同じクラスになったが、冬瓜は人をバカにするのが大好きで
時々、人の心も読んだりして驚かす。

「スマンなぁ、悪気はないんや。」
冬瓜は手を合わせ申し訳なさそうに言ってくる。
「いや、いいよ…。てか、なんでそんなに人の心が読めるの?」
小声で尋ねると、冬瓜はまたいつも通りに顔をにやけて
「内緒」と言う。
「ええ?!どうして?!」
しつこく聞くが、相手は表情を変えずにやにやと笑うばかり。
それであたしはちょっとムッとする。

そこで教室のドアがいきなりガラッと開く。


作品名:理科室の吸血鬼 作家名:麗潤