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漢字一文字の旅  二巻  第一章より

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六の四  【笑】



【笑】、巫女が両手を上げて、舞い踊る形だとか。
そして、神に何かを訴えようとする時は笑いながら踊り、神を楽しまそうとすること、それが【笑】だそうだ。
なるほどと、これには納得してしまう。

そんな【笑】、いろいろな笑いがある。
「爆笑」、「微笑」、「高笑」などは明るいが、「苦笑」、「失笑」、「冷笑」はちょっと頂けない。

四字熟語も「破顔一笑」、「呵呵大笑」などが多くある。
その中でも「笑門来福」、つまり「笑う門に福来たる」だ。

この【笑】、英語では一般的に……スマイル「smile」を思い浮かべてしまう。
「smile」は笑いの中でも「微笑」だ。モナリザのあの笑いはあくまでもスマイルなのだ。

英語の【笑】、他にも多くの種類がある。
ラフ「laugh」もその一つ。
これは声を上げて笑うことであり、「高笑」に近い。

他に「くすくす笑う」は「giggle」、「嘲笑」は「sneer」、「歯を見せてニコッ」は「grin」……などがある。

いずれにしても【笑】、元々巫女が踊り、神への愛想笑いだったが、その後いろいろな【笑】が増えたようだ。