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神様ソウル2 -神崎君の恋人-

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 「……まずいですね」
 日が落ちかけ外も暗くなり始めた頃、男女がまぐわっている写真が無数に並んだウェブサイトを黙々と閲覧していたテミスが突然、呟いた。
 「何がだ」
 「藤沢舞の力がかなり強まっている……ような気がします」 「危ないな」
 「危ないです。至急彼女のもとへ向かわなくては」
 「だな」
 「です」
 「…………」
 カチカチッ
 「…………」
 「まずはそのマウスから手を離せ」
 10分後、僕らは森の入口に到着していた。
 「ん、なんだ」
 入口のすぐ前の道路脇にマウンテンバイクが横たわっていることに僕は気付いた。
 「自転車。乱暴な扱い方ですね。スタンドもあるのに」
 「持ち主はかなり急いでたみたいだな。この時間ってことはやっぱり」
 「神崎でしょ。やばいですね、藤沢舞と接触したら何が起こるか」
 「チョベリバだな」
 「ふざけないでください」
 「すいません」
 「早く上に連絡して舞を連れてってもらわないと。もう準備は出来てるはずだし」
 テミスが早足で歩き出した。僕もその後に続く。
 「間に合うのか?」
 「座標を伝えればすぐです。そのためには彼女を見つけないと」
 「わかった。急ごう」