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神様ソウル2 -神崎君の恋人-

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 「うわー久々です。なんだかんだで変わってないんですねこの辺も」
 「十年じゃそんな変わらないわよね。家はどの辺だったの?」
 「どの辺でしたかねー。あ、ヒロトさんの家はあとどれくらいのとこにあるんです?」
 「ゆっくり歩いて十分くらいかな。すぐそこだよ」
 「じゃ彰吾君の家からも近いんですね」
 「私の家からも近いですね」
 「お前は俺を監視するために自分で借りたんだろ……」
 「監視……?」
 「あ、いやなんでもない」
 「そういえば二人ってどういう関係なんですか?こんな時間二人で出歩くなんて……ただならぬ関係って奴ですか?」
 「そうね、わかりやすく説明するなら、ストーカーとその被害者ってところね」
 「え?どっちがストーカーなんですか?」
 「私ですよ。彼を監視するために近所に家を借りるくらいです。獅子は兎を狩る時にも全力を尽くすものなんですよ舞ちゃん」
 「へ、へー。よくわかんないです……」
 後ろの方で二人が何か言ってるのが聞こえるが理解できないことにして僕は歩調を速めた。