「セックスアンドザシックスティーズ」 第七話
「そういわれればウエスト辺りが細く感じられるみたい・・・」
「解った?約束を守るために毎日歩いているし、週に二度プールでウォーキングや泳いでいるのよ。まだまだだけど前に会った時よりは2キロほどは痩せたのよ」
「そう!素晴らしいわ・・・」美紗子はこんどはしっかりと身体を見ながらそういった。
「あなたから見たら全然だけど・・・今年中に結婚前の体重に戻せる自信があるの」
「大丈夫よ、出来ると思ったら叶うって聞いたし。目標があるってやりがいがあるでしょう?」
「そうなのよ。いやいやダイエットするから叶わないのよね・・・私は目標がある。彼を見つけるって言うね」
「それは叶えられるわ!目標が高いもの」
「美紗子さん、無理って言うようないい方してない?」
「していませんよ。もう・・・すぐにひねくれて取るんですから」
「そういうつもりじゃないけど、あなたに言われるとなんだかイヤミに聞こえちゃって仕方ないのよ。どうして私達と同じ年でそんな身体でいられるのか、不思議なんだから・・・ねえ恵子さん?」
笑って聞いていた恵子が答えた。
作品名:「セックスアンドザシックスティーズ」 第七話 作家名:てっしゅう