赤い傷跡 第二章
あたしは学校のプールの前にきた。
プールに鍵が掛かっていた、だがあたしは軽々とプールの塀を跳び越え中に入った。
「おっと…」
着地がちょっと不安定だったがなんとかうまく出来た。
あたりを見渡して亜紀を探す、すると奥の方に誰かが倒れていた。
「亜紀!!」
仰向けに倒れている亜紀に駆け寄ろうとすると何かに腕を掴まれた。
「え…」
振り向くと誰もいないと思ったが下を見ると小さい女の子があたしの腕を掴んでいた。
「あなたも…生け贄。」
意味の分からないことを言う女の子に怖くなりあたしはその手を振り払った…が、