SAⅤIOR・AGENT
その時だった。
突然雪原が激しく動いた。
「うおおっ?」
結構大きい、創生期の星だから地殻変動でも起こってるんだろう、
だけど激しい揺れに崖に亀裂が入り、大きく崩れ出した。
「まずい! 逃げろ!」
オレはファーランの手をつかむと連れてその場から離れた。
幸いオレ達は落石に巻き込まれずに済んだ。後少しで前のオレならペシャンコになってる所だった。今は改造人間だから岩に潰されたくらいじゃ死なないけど……
「何だ?」
オレは崩れた崖を見る、
すると奥の方にぽっかりと空いた洞窟を見つけた。
地鳴りが止んだのでオレは近づく、内部を覗いてみると明らかに人工的に作られた痕跡があった。
「まさか、この星に文明はまだ無いって……」
「他の星の奴じゃねぇのか?」
創生期の星はよほどの事が無い限りは訪れる事は無い、
しかし何かしらの理由でこの星に降り立ってここに何かを物を作ったとしたら……
もしくは調査しきれずに見逃したって事も考えられる、
「行ってみるか」
「ええっ? 危ないよ! 教官達に知らせた方がいいよ」
「少し見るだけだよ、危険だって分かりゃすぐ逃げりゃ良い」
オレはファーランを見る、
ファーランは少し迷うがやがて納得してくれた。こいつも好奇心はあるからな、
もし万が一この中に閉じ込められたとしてもオレとこいつなら大丈夫だろう、
作品名:SAⅤIOR・AGENT 作家名:kazuyuki