SAⅤIOR・AGENT
その夜、
「何でお前まで来るんだよ」
「だって……」
私は口ごもった。
確かに私がここに来る理由は無いし犯罪者異星人逮捕は大事だと思う、だけど私の心の中で何かが引っかかっていた。
仕事と言えばそれまでだけど私も納得できなかった。
そんな事を考えていると問題の洞穴にやって来た。洞窟の前には三葉さんと大神さんがいた。
「あれ、妹?」
「こんばんは……」
「タクミ、いくら協力者とは言え民間人を巻き込むとはどういう事だ?」
「こいつが着いて来るって聞かねぇんだよ」
兄貴が言うと私は目を反らした。
「そんじゃまぁ、踏み込むか!」
「ああ、ファング」
『イエッサ―!』
大神さんがベルトのバックル型のサポーターからセイヴァー・アームズを取りだす、
すると兄貴、不破さん、三葉さんもサポーターからセイヴァー・アームズを取り出した。
「マイはここにいて」
不破さんが言うと4人は洞窟に入って行った。
作品名:SAⅤIOR・AGENT 作家名:kazuyuki