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日本の官僚の年収は１兆５０００億円である

　　２１世紀のテレビコマーシャルでは「目標！年収１兆５０００億円」を掲げる官僚たちがいた。全世界のお金の９９パーセントが日本に集まっている世界一の大金持ちの国だけど、ホームレスもいるし生活保護を受けている人もいる。全世界の金や銀など日本が独占しているが、貧困はなくならない。政治も右寄りになり、ポスト核兵器の開発をした。それが４０００万度のプラズマを放射させる兵器である。あと少しがんばれば、核融合が稼働するほどの高温である。核融合させるには１億度の熱が必要である。

　核融合発電の開発途上で製造された兵器であり、人工衛星や無人飛行機を使って、テロリストたちがいる国や日本に対立する共産主義国家に攻撃ができる。威嚇射撃もできるが、それでもテロとの戦いや冷戦はなくならない。

　２１世紀中頃、バカな官僚が誤って、直線上２００キロメートル先を一瞬に蒸発させてしまった。４０００万度のプラズマ砲で数千人の人が一瞬で灰になり、奥多摩の山が一瞬で消滅した事件がある。その過ちを行った官僚は、１０００兆円ものお金をもちだしてロシアへ亡命。結果的にはロシア経済が潤ったのは、亡命した官僚を殺害して１０００兆円ものお金を得たためである。だからロシア連邦が、かつてのソ連のような超大国へと戻った。

「２１世紀という時代はすごいスケールだったのですね」
「日本にあるお金を動かせば、世界経済は潤うのです。特にユダヤ人たちは日本人を最も恐れていました」
「で、第二次世界大戦では杉浦千畝（すぎうら・ちうね）という人がヨーロッパにいる数千人のユダヤ人を助けた恩があるので、２１世紀の日本に手をだせなかったのです。アメリカは大陸に住まわせただけですが・・・」
「でも年収が１兆５０００万円あれば、アフリカの飢餓がなくなるじゃないですか？」
「でもアフリカの場合、社会インフラが全然整っていないし政情不安があるから、もし１０００兆円ものお金がテロリストに渡れば最終戦争で人類は滅びました。１０００兆円は２１世紀の日本の国家予算４０倍もあるから、貧富の差が激しいロシアでは、ホームレスだった人たちに年収１０００万円もの仕事が与えられました。内需が拡大し、シュベリア地方から大量のレアメタルや石油が大量に採掘されました。アメリカや日本を今にも追い抜く勢いでした」
「で、ミール宇宙ステーションの４０倍規模の宇宙ステーションを建造したり、宇宙ホテルを建てたりして世界の宇宙開発をリードしのですか。また人類初の火星有人飛行もロシアだけで行いましたね」
「２１世紀後半は爆発的に宇宙開発が進歩した時代だったです」

　２１世紀はアメリカが衰退しロシアが世界最大の超大国となった。潜在的には、世界のお金の９９パーセントが日本にあることを誰も知らなかった。２１世紀の終わり北方領土問題も解決し、千島列島の全ての島が日本固有の領土となった。