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私は殺される!同人作家・沙織

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とりあいず「最終章」フェミニストたちは中東へ



 黒猫と沙織は、女子更衣室でビキニの水着に着替えて、露天風呂に入った。
さまざまな人種、民族がいる。みんなが異なる国民性でありながら、日本という国で共存しているのは、互いの利害があるからである。

 日本では老人だらけで、若者が少ない。逆に多くの外国人はヘルパーから最先端技術者への仕事があるから、いくらでも待遇が良い仕事がある。そのため日本は多民族国家になった。

「いろんな民族がいる。肌の色が違う。でも、さまざまな民族が平和に共存できる国は日本だけ。その意味では理想郷だわ」
「黒猫、違うわ。日本という国に愛想を尽かして、中東へ移住する女性が多いわ。露天風呂のテレビを観ればわかるわ。もうじきニュースが始まる」

テレビスクリーンから国際ニュースが入った。
「日本国だけによるアラビア半島・サハラ砂漠太陽電池化計画が順調に行っています。これが成功すれば、我が国は世界で最も国際貢献をすることになるでしょう。なお出国管理局では数百万人の女性が押しかけています。厳格な宗教戒律を厳守を求める異文化の国。永遠の宗教国家へ押しかけ、いま大混乱になっています」

ビキニ姿でイスに座ってテレビスクリーンを観た沙織はつぶやいた。
「ほとんどが女性原理党支持者だわ」
「日本の女性は世界で最もエネルギッシュだわ。良い意味でも悪い意味でも・・・。ほとんど雨が降らない砂漠で広大な太陽光電池パネルと4000キロメートル級の極超高層ビルを日本一国が推進するから日本の底力は、すごい!」
「いいえ、日本に移住した人たちが、資材を工場で生産しているのよ。いずれ、純粋な日本民族はいなくなるかも知れない。でも、多民族が私たち日本人の英知を受け継ぐわ」

 アラビア半島イエメンには、人口20億人が住めるために、4000メートル級の極超高層アパートを建設している。中東王国連合は広大な面積をもっている。そのほとんどに太陽光発電所を建設している。多くの日本人女性たちが極限的な厳格な宗教戒律を守りながら、骨を埋めるだろう。


  終わり