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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・希望編」 第二話そして最終回

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「話は聞かせてもらいました。雄介さんの気持ちが本当に嬉しいです。娘は不束者ですが・・・私の自慢です。幸せにしてやってください。お願いします・・・」そう言って深く頭を下げた。

「お義母さん!頭を上げてください・・・俺はまだ子供だから助けてもらわないとやってゆけません。いけないところは叱ってください。それから母がお会いしたいと言っています。なるべく早く連れて来ますので、そのつもりでいて下さい」
「はい、かしこまりました。ご丁寧に嬉しいです。小枝子のこと気に入って頂けると嬉しいのですが・・・」
「大丈夫ですよ。しっかりされているし、綺麗だし・・・何より俺が惚れているから気に入ってくれますよ」
「雄介さん・・・あなたって本当に素敵な方なのね。小枝子はきっと幸せになれるような気がする」

食事を済ませて帰ろうとしたとき、小枝子は「明日早くないなら泊まって欲しい」と耳打ちした。
母親の典子も「よかったらそうして下さい」と付け加えた。
「もう学校は辞める手続きをしますから気にしないでいいです。親に電話だけして泊まってゆきます」
「ありがとう。いつも私の方からわがままばかり言って・・・」
「気持ち解りますから・・・そうしましょう」

雄介がまだ19歳なのに女心がこれほど理解できることを母親の典子は感心していた。