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　そんな式典に出られないからなんだというんだ。認められないのがそんなに悔しいのかよ。ただの儀礼だけの式典に出られない俺のことが、それを許さない奴らのことが、俺は何にも代えがたく、悔しいのかよ。笑えてくるぜ。
「くそ、くそ、くそ……」
　病室は途端に静かになった。外からは訓練中なのか掛け声が聞こえてくる。
　何もかも忘れたかった。今までに起きたことを、全部。