小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「ぶどう園のある街」 最終回

INDEX|7ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 

「美也子さん、雅子さん随分と仕事を覚えてくれるようになりましたよ。助かっているんだ・・・感謝するよ」
「高見さん、お礼は私の方です。でも良かった、お金の受け渡しとかあるから心配していたんです。早いものですね、もう三ヶ月になりますから」
「そうだね。キミとの交際も半年近くになる・・・そろそろご両親にご挨拶しないといけないね」
「ええ、そうしましょうか。父と母には高見さんとの事、話してありますから・・・もういつでも大丈夫だと思います」
「雅子さんのことも落ち着いたし、ボクたちも結婚しようよ」
「そうですね・・・私も31になっちゃったから決めないとね」
「決まりだ!次の休みはいつなんだ?」
「水曜日よ」
「じゃあ、その日にしよう。話しておいてくれるか?」
「早いのね・・・解りました」
「あの夜キミに声を掛けて・・・良かった。年のことを考えると不安だけど、キミを絶対に幸せにするから・・・着いて来て欲しい」
「はい。着いてゆきます」

美也子は両親に話をした。そして水曜日に高見がやってきてしっかりと母と父の前で約束してくれた。「美也子さんを幸せにしますから結婚させて下さい」
と・・・