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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・選択編」 第五話

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6日の朝、店を開けてしばらくするとテナントを管理するダイエーの責任者が挨拶に訪れた。
「ミドーさん、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
「なにかお困りの点はないでしょうか?」
「いえ、ございませんが、近く店内を改装しようと考えております。その節は周りにご迷惑をお掛けしますのでよろしくお伝え下さい」
「ほう、改装ですか!それは素晴らしい。ご希望でしたら一回り広く出来るようにこちらも考えましょうか?」
「本当ですか?可能なんですか」
「ええ、ここの裏側に使ってない物置があるんです。ご存知ですよね?」
「はい、今は使われていないんですね」
「そうなんですよ。場所が不便なんで新しく駐車場の一部に作ったんですよ」
「地下ですものね」
「エレベーター口からも遠いし、苦情が多くて・・・移しました。そこを取っ払ってスペースにしても構いませんよ。そうすれば約1.5倍ぐらいの広さは確保できますよ」
「嬉しいですがお家賃が高くなりますでしょ・・・」
「いいえ、今のままで構いません。どうせ使ってない場所を開放するのですから・・・ただし改修費は負担してください」
「そうですか、それはいいお話を聞きました。是非そうさせてください」
「解りました。上の者に話を通して直ぐに許可をもらってきます」
「よろしくお願いします」
「あのう・・・つかぬ事を聞きますが、山本さんはご結婚されていますか?」
「はい?・・・いいえしておりませんが・・・」
「そうでしたか。余計なことをお聞きしました・・・では早々に手配させていただきます」