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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・選択編」 第四話

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「頂きます!」腹が空いていた雄介は一気に食べ干した。
「お代わり作りましょうか?」
「あるんですか?」
「ええ、余分茹でてありますよ」
「じゃあ、頂きます」

食べ終えて母を交えてコーヒーを飲みながら話をしていた。典子は娘の態度で、すでに雄介と親しくなっていると感じ取った。
好きなことは知っていたがもう引き返せないところまで来ていることに自分の娘ながら女を感じさせることが哀しく映っていた。

「雄介さんは、学校はどうなんですか?楽しいの?」母親の典子が聞いてきた。
「はい、楽しいですよ。コンピューターのプログラミングの勉強を始めているんです。解りますか?」
「プログラミング?いいえゴメンなさい全然知らないわ」
「俺も今はよく理解出来ていませんが、これからコンピューターは企業から一般に普及してゆくと考えるんです。いわば誰でも触れるコンピューターが必要になってくるんです。そのための方式を企業さんと一体になって研究しているんです。そのお手伝いを少し
させてもらえることが嬉しいですね」
「そうなの、難しいことを勉強されているのね。すごいわ・・・将来はその方面の仕事をされるんですよね、だったら」