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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・選択編」 第四話

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「お待たせ・・・普段着にしちゃった、あなたがスーツを着ているのにゴメンね」
「いいよ、そんなこと」
「今年もお参りが出来て良かったわ・・・あなたのお陰ね」
「そう・・・来年も行きますから、ずっとずっと」
「嬉しい・・・すっかり元気になれたし、仕事も欲が出てきそう。今年は店の事もっと考えるようにしたいわ」
「そうですか!いいことですね。世間の景気は良くなっていますから店を広げても上手く行きますよ、きっと」
「そうね。あなたがいてくれるから頼もしいわ。雄介さんも一緒になって考えてくれると助けるけど・・・」
「考えますよ!おれ最近商売って面白いって感じているんです。レコードを問屋に取りに行っているでしょ?いろんな話を聞いて他のお店の人とかと話しているとこうしたいって言う願望が出てくるんです」
「そうだったの。知らなかった・・・言ってくれれば相談に乗ったのに」
「ええ、今年はお願いがあるんです」
「なに?」
「お店の奥に飾ってあるギターですが、春先までに処分して入れ替えたいんです」
「ギターを?」
「そう、クラシックギターばかりでしょ?今流行っているフォークソングに照準を合わせて少し在庫を入れたいと思うんですよ。お金かかりますから相談しないといけませんが」
「そんな事まで考えてくれているのね。びっくりしたわ・・・雄介さんに任せるからどうしたいのか詳しく聞かせて」
「じゃあ、後でゆっくり話します」
母親が出来上がったうどんを持ってきた。