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てっしゅう
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「哀の川」 第二十七話

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部屋の明かりは消していたが、まだこの時間帯ではカーテンをした窓から陽が差し込んでいた。二人の姿がはっきりとわかる明るさに由佳は恥ずかしさを覚えたが、純一の優しい愛撫に我を忘れる時間がすぐにやってきた。二度目の由佳はもうすっかり大人の反応に変っていた。純一の動きに合わせるように身体を動かして受け入れている。やがて同じようにピークが来て、堪えていたものを杏子がくれた大切なものの中へ、すべて出し切った。

「純一さん・・・好きよ・・・由佳のことも好きって言って!」
「好きだよ、由佳のこと。誰にも渡さないから・・・」

たっぷりと白いものが入っているゴムを由佳に見せた。珍しそうに眺めて、「これが純一さんのなのね」と笑った。口を縛り、ティッシュに包んで捨てた。何事もなかったかのように由佳はいつもの明るい表情に変っていた。純一の身体を触りながら、裸の触れ合いを楽しんでいる様子だった。