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『マイヤーくんの冒険』

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「だから、みせたくなかったんだ、僕のおじいさんがくれたんだよ。魔法の道具でないわけがないじゃないか。」
マイヤーくんは口をとがらせていいました。
「じゃあ、何か使って見せて」
トムくんは半信半疑でいいました。
「あのね、トムくん、魔法の道具にはその魔力におおじて使える回数が決まっているんだよ、しょぼい魔法の杖じゃあるまいし使ってみせるわけにはいかないよ。」
「では、何回使えるの」
「この魔法の道具は最高位の魔法道具だから、3回だけだよ」
「え、3回。4回目に危なかったらどうするの?」
トムくんは、思わずききました。
「4回目は、助けがない。ジ・エンド。」
マイヤーくんはきっぱりといいました。
「やっぱり一緒にくるのをやめるかい、トムくん」
マイヤーくんは、トムくんの目をじっと見てききました。
じっと黙って考えたトム君は、せいいぱいかっこよく、ウインクをしていいました。
「マイヤーくん、今日の夜8時、向かいのポプラの木の下で会おう」