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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・選択編」 第二話

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「世の中にはずっと独身の男性だっているし、あなたで良いって言う人も必ずいるわよ。そんな悲観しないでいいんじゃないの?」
「待ち続けるの?当てもないのに」
「あなたがOKすれば直ぐに見つかるわよ」
「お母さんはそれでいいの?一人きりになっても構わないの?」
「私のことは気にしなくていいのよ。ずっとお父さんと一緒なんだから」
「強がり言って・・・もう10年よ。一人になって」
「そうね早いものね。あなたがまだ勤めている頃だったわね・・・思い出すことが少なくなったけど、気持ちはずっと同じなの。だから一人で大丈夫よ」
「私だってお母さんと同じ気持ちなのよ。雄介さんと別れて誰を好きになれって言うの・・・」
「小枝子、辛いけどあなたはまだ若いしそれに雄介さんの幸せだって考えてあげないといけないのよ」
「解ってるわよ・・・解りすぎているから辛いんじゃない」