「仮面の町」 第六話
「でしょ、お母さん!そのことを父に言ったら・・・首を突っ込むな、俺がどこに勤めているのか知っているのか!って非難されたのよ。自分の身の安全のために知らん振りをしろって・・・いっぱしの大人が言うことじゃないよ。自分の父親として恥ずかしい・・・出来なくてもいいから、協力するって言って欲しかった」
「優子さん、気持ちはよく解ります。僕達だけでやりましょう。時間かかってもいいから・・・まずは被害者を訪ねてみたいです。ボクが見た真実を知らされていえるかどうか確かめたいですし」
「うんそうよね。明日にでも電話して陽子と会ってそれとなく話して協力してもらうようにする」
「ありがとう、頼むよ」
作品名:「仮面の町」 第六話 作家名:てっしゅう