小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

アイラブ桐生 9~11

INDEX|4ページ/12ページ|

次のページ前のページ
 






アイラブ・桐生
(10)第三章 輪島から兼六園へ(その2)前半





 国道160号線は、能登半島の東海岸線を走る道路です。
きわめて海に寄り添いながら、どこまでも真北へ向かって続く道路です。
それはまるで、河の堤防上を走っているような錯覚をおぼえるほど、
実に快適で見晴らしの良い道路でした。


 小高いと感じた丘陵部を越えると、
一転して道は長くゆるやかに下りはじめました。
やがて前方に低い屋並みばかりを見せて、七尾の市街地が見えてきます。
さらに進んで、和倉温泉街のホテルや旅館などを抜けると再び、
車窓に海が現れます。
湾内にある能登島も、東の海上に見えてきました。



作品名:アイラブ桐生 9~11 作家名:落合順平