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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第十一回・参】ちもきのぽぽんた

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「よくまぁ…;」
坂田がリヤカーを後ろから押しながらゴミ山を見上げた
「どんだけ地球に厳しい部屋だったんだよ…;」
ゴミが落ちないように横で支えながら京助も言った
「もう一回運ばねぇとだな;」
リヤカーを引っ張りながら中島が溜息をついた
「にしてもよく片付いたよな一日で…スゲェじゃん」
坂田が後ろから手にゴミ袋を持って歩く南を慧光を見た
「俺はただゴミを袋に突っ込んでただけなんだけどね~; コロちゃんが殆どやったみたいなもん」
南が慧光を見てニーッと笑った
「一つ持つっちゃ」
「あ、さんきゅラムちゃん」
南の持っているゴミ袋を一つ緊那羅が受け取った
「あれだけ片付けがいのある部屋は久々で私も楽しかったナリ」
慧光が笑った
「なにはともあれ…これでありすがいつ来ても大丈夫だな」
中島がゴミ回収場所の前でリヤカーを止めて言った
「…この状態ではたして後約一週間もつかだよな問題は」
京助がゴミ回収場所の簡易小屋の戸を開けながら言う
「…アッハッハ!! …二日で散らかす自信があります」
南が笑った後真顔で言うと坂田が頭をチョップした
「部屋に入るな」
「いやむしろ家に入るな」
中島と京助がゴミを小屋に投げ込みながら言った
「なにをどうすれば二日で散らかるんだっちゃ;」
緊那羅も持っていたゴミ袋を小屋の中に放り込んだ
「出したらすぐ片付けるってことしないナリか?」
慧光が南に聞く
「それは京助もやらないっちゃ」
慧光の言葉を聞いた緊那羅が京助を横目で見る
「だから散らかるナリよ…」
ジト目で慧光が南を見る
「あああ…; 視線が痛い痛い;」
南が中島の後ろに隠れた
「そういや中島…昨日は悪かったな; あの時間に」
京助が小屋の戸を閉めながら中島に言うと中島が目をそらした
「…別にいいってただムカついただけだし? …さ~第二弾第二弾」
中島がリヤカーをUターンさせて南の家の方に向けた
「俺乗っていい?」
南がリヤカーに手をかけて聞く
「ジャンケンだジャンケン」
京助が言う
「ジャンケン?」
慧光がきょとんとした顔で聞いた
「グーチョキパーで…」
「あのネタはもう言うなよ?」
説明しだした南に京助が突っ込んだ