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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第十一回・参】ちもきのぽぽんた

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「俺…何年ぶりだろか…」
南がそっとフローリングの床に手を置いた
「この部屋の床まともに見たの」
そしてでべろ~っと床に伸びた
「こんなに広かったんだぁねぇ~…」
ズシっ
「まだ終ってないナリ」
慧光が寝そべる南の背中の上にゴミ袋を乗せた
「あ~…ゴミ投げですねー…;」
ノソノソと起き上がった南が廊下に目をやると山となっているゴミが目に付き目をそらした
「燃やすゴミはウラのドラム缶で…燃えないゴミは…運ぶしかないんだよナァ;」
南ががっくり肩を落した
「私も最後まで手伝うナリから…ホラ」
「…ここはアレだ…ファーラウェイのフレンズにSOS指令を出すしかないね~…よっし」
慧光が肩を叩くと南が小走りで部屋を出て行った

「京助は?」
母ハルミが電話を持ったまま茶の間に姿の無い京助の行方を聞いた
「まだ寝てるんじゃない?」
哺乳瓶を片手に矜羯羅が答える
「たぶんそうだと思うっちゃ; 8時半だし…起こすっちゃ?」
ガキンチョ竜の一人に哺乳瓶を吸わせながら緊那羅が言う
「そうね…お願いしようかしら? そして起きたら南君から電話きてたから掛けなおすように言ってくれる?」
母ハルミが言うと緊那羅が頷いた
「おいちゃんの計算ではまたたぶんくだらない用事だとおもう」
ガキンチョ竜の一人を肩に担いでゲップをさせようとしている制多迦の隣で鳥倶婆迦が言った
「…こうは南の家に泊まったんだね」
制多迦が言う
「慧光は少し制多迦様矜羯羅様離れしないと駄目なんだよ」
鳥倶婆迦が言うと制多迦がヘラリ笑った
「うぐちゃんも慧喜ちゃんも慧光君も皆タカちゃんとこんちゃんのこと好きなのね」
「そうだよでもおいちゃんハルミママも好きだよ」
母ハルミが電話を切りながら言うと鳥倶婆迦が言った
「あらぁありがとう嬉しいわ」
母ハルミが笑った