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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第十一回・参】ちもきのぽぽんた

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「手ぇ出すなよ」
「出さんわ!!;」
「変なことされたら殴ってもいいからね?」
「あのねぇ…;」
坂田と阿部がしゃがんでありすに言うと南が溜息をついた
「男の家に女の子が一人でお泊り…ねぇ」
「何もしないから!!;」
本間が意味深な顔で頷きながら言うと南が思いっきり反論する
「よかったナリね部屋片付けたのが無駄にならなくて」
慧光が南に言う
「まぁ…うんその節はサンキュねコロちゃん」
南が笑う
「…京助…」
「あん?」
緊那羅が京助に声をかけた
「あの…離婚っていうことすると逢えなくなるんだっちゃ?」
緊那羅が聞くと京助が頭を掻いて何かを考えた後溜息を吐いて顔を上げた
「離婚ってのは…結婚したのが別れるこというんだ…だからまぁ…大体は嫌いになったってことだから会わんだろうな」
京助が気まずそうに説明する
「でもありすは南を好きなのに逢えないんだっちゃ?」
緊那羅が再び聞くと京助が黙り込んだ
「ありすは…逢いたくても母親がきたくないなら…どうしょうもねぇんだよ」
京助が躊躇いながら言う
「そんなの…ありすも南も可哀相じゃないっちゃか…逢いたいのに逢えないなんて…そんなの…」
「それなら貴方にどうにかできるんですか緊那羅」
顔を顰めた緊那羅に乾闥婆がピシャリと言う
「きっついねぇ~; もう少し柔らかくいっちゃぁどうなんきに;」
「そうですか? しかしでもこれが僕なんです」
横から入ってきた阿修羅に乾闥婆が笑顔で言う
「逢いたくても逢えない…か」
迦楼羅がボソッと言った
「…るらとはまた違った意味での逢いたくて逢えないだね…」
制多迦が言うと迦楼羅がふっと笑う
「ワシは…逢っているといえば逢っているからな…すぐ側にいる…」
「…うだね…でも逢えない…んだね」
「…まぁな…」
そう言うと迦楼羅と制多迦が顔を見合わせた後揃って乾闥婆を見た
「じゃ明日5時くらいか?」
「早ッ;」
中島が言うと京助が速攻突っ込んだ
「だって始発6時くらいだろ?」
坂田が言う
「5時半でもいじゃん; 俺絶対起きれねぇって;」
「嫁に起こしてもらえ嫁に」
京助が言うと中島が緊那羅を指差して言う
「誰が嫁だ!!; つぅか絶対無理!!; 起きれません!!」
「大丈夫だっちゃしっかり起こすから」
挙手して半分威張りながら主張した京助に緊那羅が言う
「できた嫁だこと」
ホッホと中島と坂田が笑う
「ねみぃじゃん!!; 学校で寝たらどうすんだよッ!!;」
「いつもは寝てないの?」
反論した京助に鳥倶婆迦がさらっと突っ込んだ
「寝てるわ」
本間が言った
「じゃぁいいんじゃない?」
矜羯羅が言うと一同が頷く
「じゃ明日5時に駅前!!」
坂田が指を立てて言った