小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
垣一 不知
垣一 不知
novelistID. 35203
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

聖なる夜に。

INDEX|11ページ/13ページ|

次のページ前のページ
 
 
 聖夜の配達が終わり事務所に戻った時、朝日はすでに半分ほど顔をのぞかせていた。
 「みんな、ご苦労だった」
 ソファに座りながら、リーダー格のおじさんが言う。周りのおじさんたちは、首や肩を回して疲れをほぐしている。
 「諸君のおかげで、今年も無事にプレゼントを届けることができた。ありがとう」
 そこで僕の方を見て、
 「バイト、お前もよくやってくれた。少ないが、受け取れ」
 茶色の封筒を向けてきた。
 「ありがとうございます」
 言い知れぬ達成感と共に僕が封筒を受け取ろうとした時、ぱさり、と何か黒いものがおじさんのコートから落ちてきた。
作品名:聖なる夜に。 作家名:垣一 不知