小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

リディア「そう、それ！『己が来た証を証明せよ』って扉に書かれているから、恐らく自分が入った扉の位置にそれをはめたらいいんじゃないかな～と思うんだよね～扉が反応したしね」
フェレル「へぇ～おまえにしてはめ・ず・ら・し・く、頭をつかっているじゃね～か」
リディア「あ、あたしだって、これぐらい考えられるわよ！なによ、いかにもあたしが好き勝手やってるって聞こえるじゃない！」
フェレル(十分、好き勝手やってるって･･････)

　本音を心の中で留めるフェレル。

フェレル「ま、まあ、そういうことにしといてやるよ」
リディア「そういうことって･･････もぅ！」
フェレル「と、とにかく、自分が入ったのと同じ扉の位置に水晶をはめればいいんだな」
リディア「ええ。さっきからそう言ってるじゃない」
フェレル「分かったよ。じゃあ、早速･･････」

　フェレル、巨大扉の真ん中にある小さなくぼみに『赤の水晶』を入れる。
　扉は光を発し、反応はするが開かない。

リディア「やっぱり反応はするけど、開かないか」
フェレル「レイナを待つしかないか」
リディア「レイナ･･････」

※イベント終了。『証突の間　杖の扉　入口(レイナパート)』へ進む。


■証突の間　杖の扉　入口(レイナパート) <シーンＮｏ．８-Ｂ-９>

　レイナ、『杖の扉』の中へ入る。

　レイナ「よし、ちょっと怖いけど･･････いきます！」

　気合を入れて先へ進むレイナ。
　※イベント終了。操作が可能になる。

■証突の間　杖の扉　魔物との対決イベント(レイナパート) <シーンＮｏ．８-Ｂ-１０>

　少し進むと、魔物がリディアを出迎える。

　レイナ「ま、魔物･･････」

　レイナ、武器を構える。

※魔物(物理に強く、魔法に弱い)×３と戦闘開始！(逃走不可)

<戦闘終了後>

　魔物を倒すレイナ。

レイナ「や、やった･･････フェイさんの思った通り、このフロアの敵は魔法に弱いみたいだから、わたしでも何とかなりそうね。この調子で奥へ進んでいこう」

　レイナ、奥へ進む。
　※イベント終了。操作が可能になる。

■証突の間　解放の間(レイナパート) <シーンＮｏ．８-Ｂ-１１>

　『杖の扉』の間を攻略し、巨大な扉のあるフロアへと来たレイナ。

　レイナ「ふぅ･･････どうやら、ここがゴール、なのかな？」
リディア・フェレル(声のみ)「レイナ！」
　レイナ「！」

　巨大な扉の前にいる二人に気づくレイナ。

　レイナ「リディア、フェイさん！」

　レイナは二人の下へと駆けつける。

リディア「良かった、無事で」
フェレル「ケガはないか？」
　レイナ「はい。おかげさまで何とかなりました。魔法に弱い魔物ばかりだったので戦いやすかったです」
フェレル「そっか」
　レイナ「これも一重にフェイさんのおかげです。ありがとうございます」

　レイナ、フェレルに向かって礼をし、微笑む。
　フェレル、照れながら、

フェレル「そ、そうか･･････まあ、あんなの、俺にかかればどうってことないさ」
リディア「･･････」

　レイナに照れているフェレルを、気難しそうな表情でじっと見つめるリディア。

フェレル「な、なんだよ･･････」
リディア「(イヤミを言っているように)い～や～、あたしにはそんな表情を一つもしないクセに、レイナになるとそんな表情をするんだな～って、思っただけよ！」
フェレル「お、おまえ･･････もしかして嫉妬してんのか？」
　レイナ「(驚きながら)し、嫉妬！？」

　リディア、顔を赤くしながら、

リディア「(やけくそな言い回しで)な、何をいってんのよ！！あたしがアンタに嫉妬！？じょ、冗談じゃないわよ！！アンタみたいなひねくれたヤツなんて、どーだっていいんだから･･････！！」
フェレル「･･････そんなに全力で否定することか？」
リディア「(やけくそな言い回しで)う、うるさーい！そんなことは、どーだっていいでしょ！！それよりも、レイナ！！」
　指でレイナを指すリディア。

　レイナ「(驚きながら)は、はいぃ～」
リディア「(やけくそな言い回しで)アンタ、あの扉のなかで水晶玉のようなものを手に入れたでしょ！？」
　レイナ「(慌てるように)は、はい！これですか！？」

　レイナ、慌てて『杖の扉』の間で手に入れた『緑の水晶』を見せる。

リディア「(やけくそな言い回しで)そう、それ！それをさっさとここにはめなさい！！」

　リディア巨大な扉の右端にある、小さなくぼみに指で指す。

　レイナ「(慌てるように)は、はい！！」

　レイナ、走ってそこへ向かう。

リディア「もう！」
フェレル「･･････ははは」

　レイナ、扉の右側にある小さなくぼみを見る。

　レイナ「ここね」

　レイナ、慎重に『緑の水晶』をはめる。
　すると扉が、フロア全体が真っ白になるくらいの光を照らす。

　レイナ「キャア！」
リディア・フェレル「！！」
　やがて、光が消え始め、フロアの明るさが元に戻った瞬間、巨大な扉が勝手に静かに開き始める。

　三人「！！」

　ドンと地響きを鳴らすとともに、扉が完全に開く。

リディア「やった！開いた！」
フェレル「よし！これで先に進めるな」
　レイナ「行きましょう！」

　三人は扉の奥へと走り出す。
　※フェレル、レイナ、パーティイン。
　※イベント終了。操作が可能になる。(リディアが操作キャラクターになる)