OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第8話(後半))
第8話 シナリオ分岐Bルート(剣と杖の扉)
リディア、自信に満ちた態度で、
リディア「ここにするわ!」
リディア、『剣と杖の扉』をバン!と叩く。
フェレル「へぇ~おまえ、オールラウンドに戦えるのか?」
リディア「オールラウンド?ええ、あったりまえよ!」
フェレル「その自信が心配だな・・・・・・」
レイナ「でも、リディアならそんなのお構いなしに戦いそうですけど・・・・・・」
フェレル「(レイナを見ながら)まっ、それもそうか」
リディア「な~んか、バカにされてるような気がするんですけど・・・・・・」
リディア、二人のやりとりに不満がもれる。
フェレル「気のせいだろ?それじゃ、俺たちも選ぶか」
レイナ「はい」
フェレルは『剣の扉』、レイナは『杖の扉』の前に立つ。
フェレル「これで決定だな」
レイナ「まあ、これなら、お互いの得意分野を活かせそうですね」
フェレル「ある程度な」
この謎を未だに理解していないリディアは、少々不安を感じながら、
リディア「あ、あの~・・・・・・ま、まだ分からないんだけど・・・・・・」
フェレル「入ってみたら分かるさ」
リディア「よ、よし!じゃあ、皆、いっせいに入るわよ!こっから先は一人になるけど、心は一緒だからね!」
レイナ「はい!」
フェレル「分かっているさ」
リディア「じゃあ、皆、後で会おうね!せーの!」
三人は一斉に扉を開けて進みだす。
ざわざわしていたフロアが一気に静まり返った。
※イベント終了。それぞれの扉のダンジョンをリディア(剣と杖の扉)→フェレル(剣の扉)→レイナ(杖の扉)の順に攻略する。『証突の間 剣と杖の扉 入口(リディアパート)』へ進む。
■証突の間 剣と杖の扉 入口(リディアパート) <シーンNo.8-B-2>
『剣と杖の扉』の中へ入ったリディア。
リディア「よ~し、行くわよ!」
気合を入れてリディア、奥へと進む。
※イベント終了。操作が可能になる。
■証突の間 剣と杖の扉 魔物との対決イベント(リディアパート) <シーンNo.8-B-3>
少し進むと、魔物がリディアを出迎える。
魔物「グルルルルル・・・・・・」
リディア「さっそく魔物の登場ね」
リディア、武器を構える。
リディア「さあ、行くわよ!!」
リディアと魔物、お互いに自分たちの標的に向かって走り出す。
※イベント終了。魔物A(物理に強く、魔法に弱い)×2、魔物B(物理に弱く、魔法に強い)×1と戦闘開始!(逃走不可)
<戦闘終了後>
魔物を倒すリディア。
リディア「どんなもんよ!」
リディア、武器を収める。
リディアは顎に手を当てながら、
リディア「しっかし、魔法が得意な敵と接近戦を好む敵が同時に出てくるか・・・・・・これはなかなか気が抜けないわね。こういう戦闘はフェイ向きなんだけどなぁ~まあ、なるようになるわよね・・・・・・先へ行こう」
リディア、奥へと進む。
※イベント終了。操作が可能になる。
■証突の間 解放の間(リディアパート) <シーンNo.8-B-4>
数々の仕掛けを攻略し、扉を開けるリディア。
リディア「よし!無事に奥まで進めたわね!」
リディアの目の前に、巨大な扉が立ちふさがっている。
リディア「う~ん、でっかい扉だこと。どうやったら開くんだろう・・・・・・」
巨大な扉に近づくリディア。扉の真ん中にある文字を見つめる。
リディア「『己が来た証を証明せよ。3つの扉が光に満たされたとき、闇から解放されるだろう』か・・・・・・なんなんだろう」
扉を触るリディア。すると、
リディア「あっ、丸いものを入れる穴が3つあるわ。そういえばさっき、丸い水晶のようなものを手に入れたわね。う~ん、どうすればいいんだろう?」
※ここでイベント終了操作が可能になる。
※巨大な扉の左側にある穴へ近づくとイベントが発生。
■証突の間 解放の間 水晶をはめるイベント<シーンNo.8-B-5>
リディア「『己が来た証を証明せよ』か・・・・・・もしかしたら、出てきた扉の位置と同じ場所に置くのかもしれないわね・・・・・・」
リディアは、手に入れた『黄色の水晶』を左側にある丸いくぼみにはめてみる。
すると、水晶と扉が光りだす。
リディア「おっ!やっリぃ!やっぱ、あったまいいわねぇ、あたし」
リディア、自画自賛するが、
リディア「あ、あれ?」
扉は開かない。
リディア「う~ん、反応はあるけど閉じたままか・・・・・・これは二人を待つしかないのかな。あと2つの扉の出口もあるみたいだし・・・・・・早くこないかなぁ~」
リディア、扉の前にある階段に座り込む。
※イベント終了。『証突の間 剣の扉(フェレルパート)』へ進む。
■証突の間 剣の扉 入口 (フェレルパート) <シーンNo.8-B-6>
『剣の扉』の中へ入ったフェレル。
フェレル「さて、さっさと攻略するか」
冷静に奥へと進むフェレル。
※イベント終了。操作が可能になる。
■証突の間 剣の扉(フェレルパート) 魔物との対決イベント<シーンNo.8-B-7>
少し進むと魔物がフェレルを出迎える。
フェレル「魔物のお出ましか!」
フェレル、すぐに剣を抜き魔物に突撃。
※魔物(物理に弱く、魔法に強い)×3と戦闘開始!(逃走不可)
<戦闘終了後>
難なく倒すフェレル。
フェレル「余裕だな」
フェレル、剣を収める。
フェレル「こっちに来れば楽勝だったのに・・・・・・まあ、アイツのことだから今頃、常識はずれの戦い方で何とかしてると思うが・・・・・・心配だな。先を急ぐか」
フェレル、リディアの身を案じながら、走って奥へと向かう。
※イベント終了。操作が可能になる。
■証突の間 解放の間(フェレルパート) <シーンNo.8-B-8>
『剣の扉』の間を攻略し、巨大な扉のあるフロアへと来たフェレル。
フェレル「おっ、どうやら抜け出せたみたいだな」
リディア「フェイ!」
先にいたリディアが、巨大な扉の前に立って手を振っている。
フェレル「リディア!」
リディアの下へと駆けつけるフェレル。
フェレル「無事だったか!」
リディア「(自慢するように)あったりまえよ!あんな奴ら、あたしの敵ではないわ!」
フェレル「ふうん。少しは、考えて動けるようになったんだな」
リディア「う、うるさいわね~あたしだって、少しはフェレルみたいに戦えるんだからね!」
リディア、力強く一歩前に踏み出し、怒った表情でフェレルを見つめる。
フェレル、煙に巻くように、
フェレル「分かった、分かった。で、なんだこの巨大な扉は?開かないのか?」
リディア、扉の真ん中にはめた、『黄色の水晶』を見ながら、
リディア「うん。どうやら、各部屋にある三人分の小さな水晶が必要みたいだわ。フェイも扉の中で手に入れたんじゃないの?」
フェレル「ああ。そういえば・・・・・・」
『剣と杖の扉』の間で手に入れた、『赤の水晶』を取り出すフェレル。
彼は、リディアにそれを見せる。
フェレル「これか?」
作品名:OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第8話(後半)) 作家名:永山あゆむ